作品把握と自己分析のきっかけに
ポートフォリオの構成を考える際には、過去に制作した全ての作品に目を通し、リスト化しておくと便利です。
作品の内容、数、ジャンル、好みや作風の変化など、全体的に把握するのに役立ちます。また、作品のレベル(質)を確認しておくことで、掲載するしないの目安を図れます。
完成作品だけでなく、ラフスケッチや絵コンテ、制作に使った素材など、制作過程や思考過程がわかるものがあればついでに集めておきましょう。
デッサンや色彩構成などの基礎作品も、志望職種によっては使用する場合がありますので忘れずにリストアップしておきます。
就職活動用のポートフォリオに入れる作品として、十分な品質の作品は何点あるか?どんなジャンルの作品が多いか?など、作品をリストアップすることで、自分の作品を客観視しやすくなり、ポートフォリオのコンセプトを考える際の指標にもなります。
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制作作品のリスト化の例
過去の作品リスト
わからない箇所は空欄でOK。ひとまず全作品を書き出すことを目的として書いてみてください。
ジャンル
DTP(ポスター、カタログ、チラシ)/Web/パッケージデザイン/プロダクトデザイン/イラストレーション/デッサン/クロッキー/2DCG/3DCG(モデリング、モーション、テクスチャ)/動画/アニメーション etc.
クオリティ
○=高い、△=要修正、×=低いの3段階で評価してみましょう。
備考
作品のコンセプトや状態(原本の有無、デジタル化の有無など)を、メモ書きとして記載しておくと便利です。
とりあえずファイルに突っ込んでみるのも効果的
文字でリストアップしただけでは今1つイメージがわかないという方は、とりあえず「作った作品を全て1つのクリアファイルにまとめてみる」ことをやってみるといいかもしれません。
作品の順番や大きさは特に考えずに、印刷も仮で構いませんので、全ての作品を1冊にまとめます。
そして出来上がったファイルをぱらぱらとめくってみると、色々と気になる箇所がでてくるはずです。そこで、作品の順番を入れ替えたり、同ジャンルの作品をまとめてみたり、質の低い作品を外してみたり、、。
実際にファイルをめくりながらあれこれ調整していくと、段々と形になっていきやすいです。この作業をしながらポートフォリオのコンセプトを固めていくという方法もあります。
自分に合った方法を試してみてください。