現役デザイナーの声やポートフォリオに関する書籍を元に、評価される/評価されないポートフォリオのポイントを挙げてみました。
「言うは易く行うは難し」ですが、ポートフォリオ作成前にざっと目を通して、知識として蓄えておきましょう。
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評価されるポートフォリオ
- 作品の質が高い
- 作品の質にバラつきがない
- 受ける業界・業種にマッチしている
- 制作意欲が感じられる
- オリジナリティがある
- ”仕事”を意識している
- スキルがわかる
- センスが伝わる
- 表現力がある
- 企画力がある
- 何がやりたいかがわかる
- 製本やレイアウトがきれい
作品の品質が一定レベル以上ある、というのが大前提です。それプラス、作品のバリエーションやオリジナリティなどの、目を引くポイントがあるのが大事。
忘れがちなのが、受ける業界や業種を意識しているか作品かということ。いくら作品の品質が高くても、その業界/業種で必要のないスキルだと評価されません。
装丁のきれいさは見る人への配慮が表れます。丁寧に作った方が好印象です。
評価されないポートフォリオ
- 作品の質が低い(評価できるレベルに達していない)
- 作品の質にバラつきがある
- 受ける業界・業種にマッチしていない
- 共同制作作品ばかりである
- 盗作(プロとしての品性が問われる)
- 公序良俗に反する(エロ、グロetc)
- 著作権を侵害している(素材の不正使用etc)
- 二次創作物が多い
- 趣味的要素が強い
- 装丁が雑である
基礎画力/デザイン力が低かったり、作品そのものの品質が低いと評価に値しません。ここの判断は自分では難しいと思いますので、学校の先生や先輩に屈託ないアドバイスをもらいましょう。
共同制作作品は、掲載量が多いと評価する側が判断しづらい面もありますので、比率を低くする方が無難です。掲載するのは問題ないのですが、個人が担当した箇所をわかりやすく記載する必要があります。
大前提として、盗作や公序良俗に反する作品、著作権を無視した作品はそれだけでレッドカードです。選考時には気が付かず入社後に発覚する場合もあります。かなり信用を失う行為だと思ってください。
ただ、既にある企業のロゴを元に横展開した作品であったり、受ける企業のキャラクターを元にイラストを描いたりする作品もあると思います。このような場合は但し書きとして、版権元であったり作成意図がきちんと記載されていれば問題ありません。
二次創作物については、それだけでマイナス評価というわけではないのですが、必要最低限の掲載にとどめておいた方が無難でしょう。