有効な作品だけ厳選しよう
はじめに「すべての作品をポートフォリオに入れるべきか?」ですが、全てを掲載する必要はありません。
当然ですが、その作品を掲載することで、マイナスの印象を与えるような作品は入れない方がいいです。例えば、未完成の作品であったり、質の低い作品であったり。その業界にマッチしていない作品も、量の配分を考慮しないとマイナスイメージになってしまいます。
作品数が少ない場合、作った作品をすべて入れたくなってしまうかもしれませんが、やはり作品の質やジャンルにばらつきがあると、作品数の多さがプラスに働かない場合があります。
つまり、自分自身のアピールという目的を果たす上で有効な作品だけを厳選して掲載するのが良いです。
見て欲しい自信作を前半に配置しよう
次に「ポートフォリオに載せる作品の順番はどうすればいいか?」ですが、見て欲しい作品を前の方に掲載するのがベターです。
作った順番で時系列に並べるやり方もありますが、こちらの記事にも書いているように、採用側が1点のポートフォリオ審査にかけられる時間が短いという事情もあります。
よって就職用のポートフォリオでは、特に見せたい自信作は前半に配置するのが有効だと思います。
作品のジャンル分け、グループ分けの方法は?
掲載順番を考えるときに、作品が分類してあると見やすくなります。
分類の方法に決まりはありませんが、一般的には「グラフィックデザイン」「エディトリアルデザイン」「イラストレーション」「基礎作品」といったジャンルごとによる分け方をする人が多いです。が、これにこだわらず、自分の作品にとって効果的な分類の方法があればそれを採用してもいいですね。
ジャンルは無視して、特に自信のある作品だけを1つのグループにまとめて、ポートフォリオの先頭に掲載してもいいと思います。